国定公園 八ヶ岳高原'73 八ヶ岳観光協会編
![IMG_20200723_0001_edited.jpg](https://static.wixstatic.com/media/85f431_506bb2f88c8d43329686862945c78c6f~mv2.jpg/v1/fill/w_418,h_293,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,enc_auto/IMG_20200723_0001_edited.jpg)
今回ご紹介するのは「国定公園八ヶ岳高原’73」という地域紹介パンフレットです。
発行しているのは八ヶ岳観光協議会です。73年ていうと昭和48年。当然北杜市なんて存在しておらず、北杜市の8町村は地理区分で言うと北巨摩郡に属していました。
今なら北杜市観光協会なんでしょうが、この協会は小淵沢町、長坂町、大泉村、高根町の八ヶ岳沿いの4町村で作った協会のようです。今でも、特に白州、武川方面では八ヶ岳は自分たちの山ではない、的な考えの根っこを見ちゃった気がしますね^^;
右が表表紙で左が裏表紙です。
上のように一回開いた内側がこれです。
豪快な山容を連ねる八ヶ岳連峰の荒々しい風貌が日本アルプスにも見劣らない。さらに雄大な高原、森林帯や豊富な高原植物群は他にはない見事さである。
ような事が書かれています。
また、ブルーバックスのページでもありましたが、問い合わせの電話番号の市外局番が小淵沢なら(055136)○○○○という感じになっていますね。
![IMG_20200723_0002_edited.jpg](https://static.wixstatic.com/media/85f431_b88e70074fe640bc8d488b3f9a144dbc~mv2.jpg/v1/fill/w_405,h_293,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,enc_auto/IMG_20200723_0002_edited.jpg)
![IMG_20200723_0003_edited.jpg](https://static.wixstatic.com/media/85f431_86ed04973d604dc9bfb4c6fe1793f7a4~mv2.jpg/v1/fill/w_101,h_73,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/IMG_20200723_0003_edited.jpg)
もう一回開くとこの面と次の面が4連で広がります。
4面それぞれに4町村が紹介されています。
左の2面には、登山者へ登山の注意と登山コースの紹介、季節ごとの見どころなどが書かれていますね。
見どころのところで目についたのが、5月中旬〜6月上旬には高原一体で新緑とわらび狩が楽しめるというのと、8月中旬に清里農村センターで八ヶ岳カンティフェアーがあるというところ。
このカンティフェアは88年に復活を遂げた今のカンティフェアの前身のものですね。8月だったんですねぇ。
4連の右側のふたつがこちら。
各4町村それぞれからスタートする縦走コースとハイキングコースが紹介されています。
縦走コースもハイキングコースも結構アバウトに地点地点をつないで紹介されていています。それぞれの間にはコースタイムも出ていますが、今あちこちで見かけるコース紹介より簡単なんですよね。
多分、当時はこれが普通なんですが、スマホもPCもない時にこれを読み解いていくのは結構たいへんだよな、なんて思ってしまいました。
![IMG_20200723_0004_edited.jpg](https://static.wixstatic.com/media/85f431_e2edd02c4b454896a2926c729b4b4f14~mv2.jpg/v1/fill/w_101,h_72,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/IMG_20200723_0004_edited.jpg)
ここには載せませんでしたが、全部広げた内側は大きな4町村(八ヶ岳南麓)のマップと路線バスの時刻表、民宿、山小屋なんかの宿泊施設の料金、連絡先などが書かれています。
赤岳山頂小屋は素泊まりで850円。一泊2食付き米不要寝具つきで1750円です。
清里にある伊予ロッジは一泊に食付きで1500円〜4000円。
清里館は2500円〜4500円。
清里の民宿は一律一泊二食付きで1500円。
美し森のキャンプ場はバンガロー1棟700円〜、自営幕営(テントですね)1張300円。などなど。
時代の物価というのもなかなか興味深いですね。